金属アレルギー
詰めたり、かぶせたり、土台や入れ歯のバネを作る時に使う金属は、歯科医により異なります。
一番多く使われている金属は、12%金の入っている「12%金属パラジウム合金」。
しかし、口腔内で科学的に安定、生体への影響が少ない貴金属ではなく、米国やヨーロッパでは積極的に使用されていません。口の中は食べ物や唾液の影響で酸性やアルカリ性に変化します。
その中に重金属が装着されると、イオン分解により溶け出し、体内に徐々に蓄積されます。
手のひらに水泡ができたり、つめが変化する掌蹠膿疱症や、アトピー性皮膚炎は歯科用金属が原因である場合も少なくありません。
ノンメタル治療で金属アレルギーを防ぐ
ノンメタル治療とは口の中の治療で金属を使わない治療のことです。
セラミックやハイブリッドセラミックなど、非金属を用いて治療を行います。 また、過去に金属を用いた治療を行った場合、金属を完全に取り外し、非金属を用いて再度治療を行います。見た目にも自然なため、今、多くの患者様が積極的にノンメタル治療を選択されています。
セラミックインレー
金属の詰めものが気になる方、金属アレルギーのある方など、自然 の白い歯に近いものをセラミックで作成します。違和感がない程自然 で白い歯がよみがえります。オールセラミック
一般的に自費の前歯は金属の上に陶器を焼き付けています。オールセラミックは、プロセラやジルコニアという新しいセラミックの上にさらにセラミックを焼き付けてつくります。より天然歯に近く、歯ぐきが金属で黒ずんだりすることがありません。